忍者ブログ
浮き沈みの激しいファッション業界で、30年にわたり流行の最先端を走り続けるビームス(BEAMS)のブランド情報ブログ
[15]  [14]  [13]  [12]  [11]  [8]  [1
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「今のビームスはビームスではない」

ビームスの設楽さんは、こう言っている。
「ビッグマイナースピリット」と叫びながら頑なにマスに迎合することを嫌う。大きく育つにつれて、最近のビームスは尖がり方が甘い、私の憧れていたビームスでは無いと言う、もやもやした思いが社員やコアなファンの心の中に生まれていた。

2002年秋、そんなもやもやを突き破り、私に面会を申し出た二人の社員がいた。イン勝浩と犬塚朋子の二人である。インは1969年大阪に生まれ、大学時代ビームスに憧れてアルバイトとして働き、そのまま卒業と同時に入社した。名古屋出身の犬塚も、高校生のときビームスのシンプルな格好よさにショックを受け、大学に入ってアルバイトを志望、3年ほど働いて卒業後正規社員として入社した。

そして、二人は「今のビームスはビームスではない。店が忙しすぎて誰に何を売っているのかわからない」と直訴し、「自分たちで仕入れをして、顧客に直にその良さを発信できる小さな店をやらせて欲しい。ビームスのコンセプトであるメンズのbasic and exciting、レディスのway of chic の本物をもう一度追求したい」と提案した。二人の勇気も立派だが、「うん、そうかもしれない」と膝を乗り出した設楽も大したものである。「詰めが甘い」という経営陣を、二人は自腹でロンドンまで仕入れに行き、実物を見せて説得した。
さすが、設楽さんは部下の意見を良く聞き耳に入れてくれている。最近の人にしては凄く立派である。こうでなくては部下は育たないのではないのでしょうか!!

PR
 
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
[15]  [14]  [13]  [12]  [11]  [8]  [1

Copyright © 『ビームス ブランド情報』 All Rights Reserved

Template by ゆうじ

忍者ブログ [PR]